喘息などのアレルギー、アトピー性皮膚炎の方は胃腸の働きが弱く気虚陽虚の体質です。
身体の芯が冷えているのに冷たい物を好む人が多いです。
胃腸はストレスと冷えに弱い臓器です。
冷たい飲食物は極力避け常温でなく、体温より温かいものを摂るように心がけないといけません。
刺身などの生物、果物は身体を冷やす力が強いので、好きでも少量にしないといけません。

アトピー性皮膚炎や喘息は中医学で考える肺と脾の機能が弱く、遺伝的な要因が大きいです。
肺は呼吸器や皮膚と関係が深く、外からの細菌雑菌やウイルスから身を護る皮膚のバリア機能、それらは肺と脾で作られる防衛の気であり、つまり免疫力です。

またアトピーは湿疹、字のごとく湿と関係があり、湿とは本来サラサラした体内の水分が消化能力が弱いためにドロドロとして血液リンパ液が汚れ、流れが悪くなっている状態です。
血流が悪いと皮膚や組織器官の細かい場所を充分に栄養したり潤したりできなくなります。

脾と肺の気、腎の気不足で水分が滞り停滞した湿からは熱が生まれます。
脾胃が弱いと陰虚血虚になり皮膚や毛髪は艶が無く乾燥しています。
乾燥した場所には熱が生まれやすく血が熱くなり、そして風が生まれ、皮膚のあちこちが痒くなります。
慢性のアレルギーはストレスも強く心火肝火の熱も加わります。