認知症改善 全身鍼灸
◆認知症予防・改善 全身鍼灸 90分 ¥10,000
認知症の予防改善に全身鍼灸治療はとても有効です。
脳の血流量を増やし内臓の働きを活発にし、有効なホルモンの分泌を促します。
継続して治療することにより、進行速度を緩慢にし、症状を改善することが期待できます。
その効果は日本の医学会でも認められており、日本の医師会と中医師が共同で作った研究会もあります。
中医学で考える認知症は五臓六腑で云うところの肝腎陰虚が基本となります。
腎は脳髄を主るので、腎が虚すれば脳髄空虚となり、脳の血流量が減り脳の組織は栄養が満たされていない状態です。
自律神経、ホルモン分泌、身体を支配するのは脳であり、脳は全身の中枢組織であります。
腎は先天の精とし、親から受け継いだ遺伝子、年齢や過労、また性生活とも深く関与しています。
肝と腎の働きは生理学的にも深い関係にあり、どちらかに問題があればなんらかの影響があります。
ほかの心臓・肺臓・膵臓もそれぞれが単独ではなく助け合い相応に深く関与し合って機能しています。
中医学の陰陽はたとえば内臓の働きを陽と考え、血液体液ホルモンなどの栄養物質、液体を陰と考えます。
その陰陽バランスが崩れるといろんな病気が起こり、睡眠の質が下がり毎日の生活に支障をきたします。
腎は腎臓そのものの働きだけでなく、腰痛や膝痛、歯や骨が脆くなる骨疾患、頻尿尿漏れなどの泌尿器官、
そして子宮卵巣、陰茎精巣などの生殖器官、肝とも関係の深い眼の病気、視力減退、
耳が遠くなるなど老化に伴う感覚神経の衰え、脱毛も腎と関係があります。
老化に伴い、思ったことがスムーズに言葉に出ない・物忘れや記憶障害など、脳の働きがどんどん衰えていきます。
また後天の精である脾胃・胃腸の働きは年齢と比例し年々弱っていきます。
消化吸収も弱まり、温める能力、エネルギーや血液を作る力も弱まっていきます。
食事や運動、生活習慣の見直しは大変重要ですが、生まれ持った遺伝的なものはなかなか変えらないので
全身鍼灸で補い、定期的継続的なケアをすることはかなり有効な方法だと自信を持っておススメいたします。
足の先から頭まで全身をくまなく流れる十数本の経絡は、内臓や脳、骨や筋肉など 各々の働きやホルモン分泌、
神経分布、反射など あらゆる関係性を照らし合わせ、結びつけ緻密に組み立てられたルールに則ったいわば電子経路のようなものです。
目には見えないですが確実に存在するのです。
また人間は自然界で生まれた生き物であり、気候の変動の影響はとても大きく、
それら全てを網羅した、それが中医学理論であり、鍼灸・漢方は古代の先人が発見し、歴史を越え永く受け継がれた素晴らしい医学と言えます。
鍼灸はあらゆる病気において有効であると考えます。
しかし病気の種類や重度によって効果の差は様々で、完全治癒が難しいものも沢山あります。
鍼灸は血気の滞った経絡・ツボに刺激を与え、血流を促し、人体のもつ自然治癒力を使って病気を治していくものです。
ですからマイナスとなっている悪い習慣や職場環境、ストレスの要因を同時に改善しなければ思うような効果も得られません。
何十年もかかって起こった病気を数回の治療で治す魔法のようなものではないのです。
鍼灸は一般的に先天性の病気にやや弱い一面があり、神経に関する病気には高い効果を発揮します。